2017年1月27日金曜日

『オムライスの秘密 メロンパンの謎』刊行のお知らせ

2013年刊行の『ニッポン定番メニュー事始め』(彩流社)が明日、装いを新たに新潮文庫より刊行されます。

タイトルは、『オムライスの秘密 メロンパンの謎 ―人気メニュー誕生ものがたり』(略してオムメロ)。


単行本化以降に書いた連載原稿も含め、メニューを再度見直して入れ替え、加筆修正しています。

解説は、『たんときれいに召し上がれ 美食文学精選』(芸術新聞社)で拙文を選んでくださった作家の津原泰水さんにお願いしました。(『たんと~』のときは、私の次が小林秀雄の文章でびびったものですが、またもや同じ2月新刊の新潮文庫のラインナップに小林秀雄の名をみつけ、一方的に縁を…)

本が届くまであまり文庫化の実感がなかったのですが、手に取ってカバーの後ろ袖を見たときに「ああ、新潮文庫になったんだ」と感慨が湧いてきました。

そうです、あのぶどうの絵の三角マークです。

本好きの方ならご存じだと思いますが、三角マークを集めて景品がもらえる、というキャンペーンがずいぶん長い間行われていました。

私がせっせと集めていたのは、10数年前。マークをちょっきんと切り落として小さな缶にため(注意しないとどこかにいってしまう)、パンダのYonda?くんマグカップやレターセットをもらった記憶があります。だから、私が昔から持っている新潮文庫にはほとんど三角マークがありません。

私の本にあの青い三角がある……。

くすぐったいような、不思議な、そこがツボだったか!と思わなくもないような。

追って内容を紹介をしたいと思いますが、ひとまずお知らせまで。

2017年1月16日月曜日

「カリモク60 スタイルマガジン K」Vol.2刊行です

カリモク60のカタログ機能にプラスして、カリモク60のものづくりを伝える「カリモク60 スタイルマガジン K」。2015年末に発刊された創刊号に続き、2号目が刊行されました。


前号に続きイラストの表紙、気に入っています。ちなみに創刊号の表紙はこちら。


創刊号が春なら、2号目は冬のイメージですね。
ちょうど今回は10月末に旭川に取材に行き、木の伐採は雪の季節にするということを伺いました。そのほうが地面が傷まないうえ、丸太を滑らせて運搬できるからだそうです。

それから取材を通して考えたのは「良質な木」とはなんぞや、ということ。それって結局扱いやすいっていう人間の都合ではないかと。今のようにチェーンソーで効率よく木を伐り倒せなかったその昔は、手に入るものを最大限生かそうと知恵を絞っていたはず。森林資源の減少がいわれる昨今、そうした本来のものづくりの姿に立ち返るときなのかもと思いました。

そんなまじめな記事もあり、名古屋の見どころ(味どころも)案内もあり、と盛りだくさんの内容。今回、寄藤文平さんの記事は都合がつかずやっていませんが、そのほか読みもののページの原稿を1号に続きほぼまるっと書いてます。カリモク60の販売店さんに置いてありますので、見かけた方はぜひお手に取ってみてください。